Monday, February 7, 2011

日本が再生するには。。。一度崩壊させるしかないのかな。

なんか、ニュースで暗い話題ばかりで、どうしたら日本を再生出来るかという話があちこちで書かれているけれど、どれも理想を語っているものの、再生のシナリオが見えないなと思ったりする。確かに、雇用の流動化をすればうまくいきそうだけど、それだけの指揮をできる政治家っているんだろうか。

よくよく歴史を思い出してみると、日本は自らの力で再生できたことがこの100年間に一度もなかったのではないかと思う。いまままでの再生は常に外圧による崩壊が再生の引き金となっていたように思う。

例えば、明治維新は、実質的にいうと江戸幕府の解体という見方ができる。江戸時代は鎖国を続けていたものの、出島での海外との公益をやっていたわけで、開国していなかったわけではない。ただし、出島というシステムによって、一部の特権階級だけが、海外からの情報や富を独占していただけに過ぎない。その古い封建的な政府や仕組みを崩したのが明治維新だと思う。

次はやはり第二次世界大戦で、これも天皇や財閥の封建的な仕組みを敗戦によって破壊できたからこそ再生できたと思う。戦争に負けなかったとしたら、特権的な階級にあった財閥が力を持ち続けていただろうし、財閥は世襲を続けていただろう。

そもそも、世襲が効率を悪くする理由は、優秀な人物の子供が優秀であるとは限らないからだ。また、仕事の上で優秀な人物が、優秀な父親として子供を育てられるとは限らないことももう一つの理由だと思う。

ある国の中で優秀な人物が生まれる確率や、その人物が時代の波に乗って活躍できる確率は、母数の大きさに依存すると思う。なので、世襲によって母数を小さくすると、必然的に優秀な人物が誕生する可能性が減るように思う。

優秀な政治家が生まれないのは、世襲政治がまかり通っているからだと思うし、優秀な起業家が生まれないのも、教育にお金がかかりすぎるからだと思う。金持ちが子供を塾にやって、無理やり難関大学に合格させるのは、適正に合わない仕事をさせられるからむしろ不幸なのではと思えなくもない。

とはいえ、親というものは、子供に楽をさせてやりたいと思う生き物なので、なんとか富を継承する仕組みを作りたがる。特に、日本という国は、和を持って貴しと考える国なので、自分の子どもが可愛いあまりに、他人の間違ったやりかたも肯定してしまうところがある。つまり、内部の力で世直しをすることが難しいのではと思ったりする。

というわけで、タイトルにあるように、日本を再生するには、もう一度すべてを崩壊させるしかないのかなと思ったりする。

その崩壊の力が、中国や韓国などのアジアの力なのか、それとも金融の崩壊なのか、よくわからないけれど。。。

No comments:

Post a Comment